古い楽器です。およそ1810～30頃のものと思われます。製作された地域によってネックの高さなどは違いますので、このくらいの時代でも継ぎネックの必要なものがあるようです。昨今よく見られる、フェイクのものとは一線を画しています。18ｃの楽器は次ぎネックも無理な場合が多く新しいネックに替えられているケースも多いようです。作家にもよりますし、地域的なものもあると考えられます。この楽器などはヘッドを見てもさほど美しいとは言えず、別に次ぎネックは必要ないのかもしれません。とは云いましてもあくまで技法なので、こういう風になると思われます、ヒールの出来などを見ても非常に高い技術が感じられます。　音色はやはり時代なりのもので18cのものとは違いヴィビッドで力のあるものです。録音しましたがもとはすべてガット弦が張られていたようですが、E線が切れており、やむなくスティール（ブロカットの太めのもの）を使っています、後の3本はオリジナルです。非常に古く良い音がします。こちらリンクが張ってあります。だめな時は　https://www1.ttcn.ne.jp/~ebisumusicstudio/grafted.mp3 ←貼り付け　でお聴きください。19cですので枯れた音ではありませんが楽器の隅々まで鳴っているのが感じられます。　サイズ等はLob352 Bouts U162 c109 L198 mensur193.5 重さ457ｇです。　制作国は不明ですがドイツなどの有名な産地とは違う気がします。スイスとかチェコ、オーストリアのウイーン以外など、またイタリアの僻地の可能性もあると思います、開けていないので詳しいことはわかりません。ものすごく埃がたまっているので。なんとかしたいと思っています。ラベルの痕跡などもあるのかないのかわかりません。　鰐皮ふうのケースに入っています弓は付属していましたが、柔らかすぎて使えないようですが、作りはとても凝ったものですので一応お付けします。発送は佐川急便の元払いでお送りします。　余談ですがフェイクの修復痕は最近では普通で、全く新しい楽器にヒールのクラウンがあったりして可笑しいですが（バックのヒールの大きさがネックのそれより小さい場合にクラウンを施します）、理解している人は少ないようです。疵のフェイクも容易にできるようですが、よく見れば判ります。　発送はゆうパック着払いです。送料は落札者のご負担になります。

（2023年 10月 10日 14時 17分 追加）
サウンドファイルが聴けない（開かない）ばあいは、別ウインドウ（googleが良いと思います）でリンクを開いてください。

Cello Neck Graft

R DeBey - Repair photos

Neck graft to German violin - Anthony Nickolds Violins | Facebook

Reasons for neck grafting? - The Pegbox - Maestronet Forums

Replacing a violin neck – Carruthers Violins

klingenthal violin - The Pegbox - Maestronet Forums

Mittenwald violin neck repair – Slight Violins

Violin Neck Graft - Fiddler Dan Violins & Workshop, Brisbane

Violin – Works – eMuseum

Grafting a New Neck – Triangle Strings

A step by step neck graft — Woodbridge Violins

Violin Neck Graft - Fiddler Dan Violins & Workshop, Brisbane

Welcome to Bluegrass Shack Productions!

19th Century French 4/4 Violin - French Violins for Sale | Mcneela Music